インテリジェントパッケージング

わが国では、特に優れた特性をもつ包装材料として、「機能性包装材料」という用語が用いられています。「機能性包装材料」は、“Functional Packaging”と英訳されますが、優れた機能をもつ包装材料として当初は「アクテイブパッケージング(Active Packaging)」という用語が用いられ、以降広く使われるようになった経緯もあります。意味するところは「環境の変化を感知し反応する包装材料で、流通環境に対して被包装物の基本構造を保護するだけでなく、それ自体が反応し属性が変わりながら、内容品の品質、安全性、賞味期間、使用適正などを改善するもの」という定義で要約されるところです。この定義は、酸素を吸収するタイプの包装「アクティブバリア包装」を念頭においたものと考えられますが、現在では、「アクテイブパッケージング」は、「酸素吸収包装」、「湿度制御包装」、「炭酸ガス制御(吸収・放出)包装」、「抗菌包装」、「温度制御包装(自己加熱、自己冷却)、なども包含するものとなってきているようです。一方「インテリジェントパッケージング(Intelligent Packaging)」という言葉も使われておりますが、こちらは「アクテイブパッケージング」とは異なり、「消費者に対して現在の食品の状態あるいはその食品の履歴等の情報を伝えたりコミュニケーションを図ったりするための機能をもつ包装」とされており、具体的には、温度履歴、時間、ガス濃度、衝撃などを計測-表示できるインジケーターや細菌の繁殖を表示する「バイオロジカルインジケーター」が搭載された包装等指すのが一般的です。

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